設立1年目でも3日で発行できる法人カード

審査が不安な方のための法人カード

法人カードの発行審査は、
事業の内容や決算書の状況によって変わるため、審査自体は難易度が高いと考えたほうが良いでしょう。

ですが、事業実績がなく、起業したばかりの個人事業主や、中小企業の法人などに向けた、審査に不安な方専用の法人カードが存在します。

カード名
審査期間
発行期間
提出書類
三井住友ビジネスカードfor Owners
三井住友ビジネスカードfor Owners
2日程度 最短3日発行 不要
JCB法人カード
JCB法人カード
当日~翌日 10日から3週間程度 ・登記簿謄本
・決算書

こちらの表を見るとわかる通り、
三井住友ビジネスカード for Ownersは、個人事業主・起業したての法人向けカードとなっています。
申し込みに通常必要な登記簿謄本の提出、2期分の決算書などの提出が不要のカードです。

申込み審査に不安がある方や、
今すぐに法人カードが欲しい方は、こちらのカードがおススメです。

個人事業主でもカードが発行できる理由

一般的に個人事業主を含む自営業者は、収入が安定せず、事業がうまくいかなかった際にカード代金を踏み倒す可能性があるとカード会社に判断されるため、審査に落ちやすくなります。

法人カードの審査は一般的に厳しいと言われているのに、なぜ事業の実績のない個人事業主や、起業したての法人でも発行できるカードが存在するのか疑問に思いませんか?
その疑問を解決する理由を、2つ解説します。

理由その①
カードを発行させるほどカード会社にとっては黒字になる

法人カードの貸し倒れ率は1.0%にも満たないため、年会費収入があって、かつ利用額を制限してしまえばどんどん法人カードを発行しても、カード会社は損をすることはありません。

そのため、審査を厳しくせずに新規顧客の獲得を優先させている、というカード会社側の事情が考えられます。

ただこれは、年会費が1万円を超える高額のビジネスカードや、最初の設定で限度額が低く抑えられた場合などに限ります。

理由その②
審査で重視されるポイントの違い

個人事業主や自営業の方は、事業の信用性ではなく経営者本人の信用性が審査で重視されています。

ではどこで信用性を判断しているのかというと、カード会社が提携している信用情報機関で申込者(経営者)の個人信用情報を照会して、信用力がある人間か確認をしています。

そのため、個人用クレジットカードの審査時と同じように、過去にクレジットカード代金の支払いやローンの返済を延滞してブラックリスト入りしていると、たとえ会社の信用力があっても、法人カードの審査には通過できません。

つまり、個人事業主・経営者に関わらず、過去のクレジットカード利用歴に問題がなければ、カードが発行できる可能性が高くなります。

法人カードが確実に発行できる3つのポイント

法人カードの発行が不安な方に、

選び方、正しい申込み方、自分の事業内容にあったサービスが付帯されているカードへの申込み方を説明いたします。

法人カードの選び方のポイントは、
下記の3点になります。

  • 手元に届くまで何日かかるか?
  • 必要な書類はあるか?
  • 限度額の上限はいくらか?引き上げは可能か?


それでは、こちらのポイントを解説していきます。

手元に届くまで何日かかるか?

まず注意する点として、

法人や個人事業主などの形態によって、
審査の期間には個人差があります。

発行会社ごとに、
カードの審査期間・発行期間をまとめました。

カード名
審査期間
発行期間
本体年会費
三井住友ビジネスカード
三井住友ビジネスカード
3日程度 約3週間 1,250円+税
三井住友ビジネスカードfor Owners
三井住友ビジネスカードfor Owners
2日程度 最短3日発行 初年度無料
JCB法人カード
JCB法人カード
当日~翌日 10日から3週間程度 初年度無料(次年度以降1,250円+税)

審査期間が早いのはJCB法人カードですが、カード発行から手元に届くまでの期間が短いのは三井住友ビジネスカードfor Owners
という事になります。

同じ三井系ビジネスカードと比べても、三井住友ビジネスカードfor Ownersは、中小企業の法人や個人事業主向けのカードとなっており、審査時間から発行期間が短くなっています。

三井住友系のビジネスカードは、発行期間に違いがあるので、特に発行を急いでいる方は注意しましょう。

申し込みに必要な書類は?

一般的な法人カードの発行には、登記簿謄本や過去2期分の黒字決算書が必要なケースが多く、起業したばかりの個人事業主の方や、中小企業の法人の方にとっては、ハードルがかなり高くなっています。

しかし、本人確認書類のみの提出で済む法人カードがありますのでご安心ください。

カード名
発行期間
必要書類
三井住友ビジネスカード
三井住友ビジネスカード
約3週間 ・登記簿謄本
・決算書
三井住友ビジネスカードfor Owners
三井住友ビジネスカードfor Owners
最短3日発行 ・本人確認書類(免許証など)
JCB法人カード
JCB法人カード
10日から3週間程度 ・登記簿謄本
・決算書

こちらの表を見るとわかる通り、
三井住友ビジネスカード for Ownersは、運転免許証または運転経歴証明書があれば申し込みが可能です。その他の2枚のカードは登記簿謄本の提出、2期分の決算書の提出が必要となっています。

申込み審査に不安がある方や、今すぐに法人カードが欲しい方は、三井住友ビジネスカード for Ownersがおススメになります。

限度額の上限はいくらか?

法人カードを作成するポイントとして重要な限度額。
限度額が大きければ事業の計画段階から余裕が生まれ、さらに限度額の引き上げ交渉が可能であれば、いざという不測の事態にも備えることができます。

引き落としは翌月以降になるため、支払いに猶予がありキャッシュフローに余裕が生まれるところも重要なメリットとなります。

カード名
上限額
引き上げ
三井住友ビジネスカードfor Owners
三井住友ビジネスカードfor Owners
150万円 可能
三井住友ビジネスカード
三井住友ビジネスカード
150万円 可能
JCB法人カード
JCB法人カード
100万円 可能

三井住友ビジネスカード for Ownersは、限度額が150万円となっており、不測の事態が起こっても十分対応できる金額が最初から設定されていることが分かります。

さらに、使える金額が大きくなればその分ポイントも貯まりやすくなります。そのポイントを業務用品や接待費、交際費などと交換することで、経費削減も可能になります。

設立直後でも作れるおすすめ法人カード

運営の状況に関わらず、設立直後でも発行できる法人カードがある事がお分かり頂けたかと思います。一般的なビジネスカードと比べても遜色なく、メリットの高い申し込み付帯特典も付与されています。

このカードを1枚持っているだけで、経費管理・処理の手間が省けるなどの実務作業量の軽減だけでなく、会社の経費や福利厚生費なども大幅にコストダウンさせることが可能です。



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