法人カードのETCの選び方
法人カードに付帯するETCカードは、
発行会社によって様々な特典の違いがあります。それは事業によってETCカードの使い方が様々に異なっており、その事業に合わせたETCカードが複数存在しているためです。そこで、事業内容に合わせたETCカード選びが重要になります。
法人ETCカードを選ぶ際に重要なポイントは下記になります。
- 年会費と発行までの日数
- ETC追加可能枚数
- ポイント・マイル還元率
以上のポイントを解説いたしますので、貴方にとって必要な条件を満たす法人ETCカードを選んでいきましょう。
年会費と発行までの日数
法人カードのETC年会費と発行日数は、本体カードと異なるケースが多くなっています。
この理由は、カード発行の流れを考えると理解がしやすくなります。法人カード本体の発行には審査が必要になるため、カード会社は審査期間を終えてからETCの発行会社に追加手続きをする、という流れをとります。このため、ETCカードの発行は、公表されている本体カード発行日数よりも2日〜1週間程度遅くなると考えたほうが良いでしょう。
カード名
|
発行期間
|
ETC発行期間
|
年会費
|
---|---|---|---|
三井住友ビジネスカードfor Owners |
最短3日発行 | 最短5日発行 | 初年度無料(500円+税) ※2年目以降は1回以上のETC利用で無料 |
JCB法人カード |
約1ヶ月 | 約1週間 | 無料 |
こちらの表を見るとわかる通り、
三井住友ビジネスカード for Ownersは、本体カード・ETCカードを含めると発行が最短5日で可能になります。
法人カード発行に通常必要な登記簿謄本の提出、2期分の決算書などの提出が不要のカードなので、手元にすぐにカードが欲しい方にはオススメの法人カードです。
ETC追加可能枚数
ETC追加可能枚数は、様々な事業内容に合わせて異なります。
・複数の営業車で地方まで回る場合
・トラックでの長距離移動
・タクシーの深夜営業
‥などなど、ETCカードの発行は、所有車の台数によって複数枚の発行が必要になる、もしくは経費の一元管理が必要になる、といったケースが多くなります。そのため、追加可能なETCカードの枚数と、その費用は特にチェックしなければいけないポイントとなります。
カード名
|
追加枚数
|
年会費
|
---|---|---|
三井住友ビジネスカードfor Owners |
本体カード1枚につきETCカード1枚の発行 | 初年度無料(500円+税) |
JCB法人カード |
本体カード1枚に対して複数枚発行可能(上限なし) | 無料 |
こちらの表を見るとわかる通り、
JCB法人カードは、本体カード1枚に対して複数枚の発行が可能です。
さらにETC年会費は無料なので、複数の営業車を所有する事業の場合にオススメの法人カードです。
ポイント・マイル還元率
ETCの利用により付与されたポイントは、本体カードの元に一元で貯まります。経費により得たポイントは会社に帰属することになりますので、そのポイントで事業に必要な品を購入し、経費の削減に当てることも可能になります。
カード名
|
ポイント還元率
|
マイル還元率
|
---|---|---|
三井住友ビジネスカードfor Owners |
0.5% | 0.3% |
JCB法人カード |
0.5% | ANA:最大0.45% / JAL:最大0.45% |
こちらの表を見るとわかる通り、
JCB法人カードは、マイル還元率が0.45%となり、マイルが貯まりやすくなっています。
法人カードを利用して貯まるマイルは、法人ではなく名義人である個人に付与されます。
これは各航空会社が利用規約にてマイルの所有権は個人にあると定めているためです。
ただし、所属する会社規則に個人利用を禁止する旨が明記されていれば、業務上横領罪が成立する可能性が高く、罰則を受けてしまうこともあります。そのため、まずは問題を起こさないためにも上司や周囲の方に事前に確認をおこなってください。法人代表者は、トラブルを未然に防ぐためにも、会社規則にマイルの使用方法を明記しておきましょう。
設立直後でも作れる法人ETCカード
以上の特徴をまとめると、発行までに時間がかからないETCカードを選びたい方は三井住友ビジネスカードfor Ownersがおすすめとなり、ポイントやマイルなどの特典が欲しい方であればJCB法人カードがおすすめとなります。
事業に合わせてETCカードを使い分けることによって、会社の経費や福利厚生費などもコストダウンさせながら賢く特典を受け取ることが可能になります。
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